2004.4.28-5.2 中尾峠・徳本峠

峠(中尾峠&徳本峠)めぐりGW山行
(思いもかけないバリエーション気分)


山行日:平成16年4月28〜5月2日
目的地:上高地小梨平
登場人物:3人(私♂と想像上の夫妻者)
注意:過去を含めて、内容は120%フィクションであり、私と私の家族を除く登場人物はすべて
    仮想人格です。



山行記録:


  今年のゴールデンウィークは会社の出勤が3〜5日まであり、28日からの休みとなる。そこで

  今回は1人の山行となる・・・。ちょっと寂しいので、過去数回登場した友人夫妻が一緒に来て

  くれたことにして、話を進めます。(たまたま隣にテン張った夫婦がやけに友人夫婦に似ていた

  との設定でも良いです)


    再度、宣言しますが、私以外の登場人物はすべて私の空想上の人格で、

    実在している友人夫婦との関連は100%ありません。(もしくはたまたま隣に

    テン張った夫婦は120%、私の友人ではありません)


  今回の荷物はこんなもの。本当の使い初めは「カリマーのアルピニステ45+10」と「カシンの

  軽量ピッケル」です。


  当初は表銀座・後立山・奥穂&北穂etcといろいろ案が出たが、結局、小梨平に落ち着く。

  出発は28日の午前遅く。相模川を上流に向かい、道志道から山中湖・河口湖経由で甲府に

  抜けます。ごらんの通り(富士山の夏道がはっきり見えている)、天気はばっちりです。


  沢渡到着午後4時丁度。こっちはどんより空模様。客待ちのタクシーが「3000円で良いよ」との

  事(予想外の安さ−驚−)。楽して上高地に入りました。上高地ではおきまりのS氏に挨拶し、

  建設中のバスターミナルを横目で見て、河童橋に向かって歩を進めます。すでにお気づきとは

  思いますが、なにやら白いのは雪です。気温は現在氷点下。ベンチにはつららもできています。

  風も強いし、まるで、正月、上高地に来た時の様です。


  おきまりの河童橋での撮影は取りやめにして、早速小梨平にテントを張ります。ふと気づくとすぐ

  隣に、見知らぬ夫婦のテント。気も合いそうだし、家も横浜との事。「いやあ、奇遇ですなあ。」

  すぐにうち解けて、その後の行動は一緒に取ることにしました。友人夫婦に似ていたので、今後は

  便宜上、「仮友人」と「仮ア××ン」とでも呼びましょう。

    −−−でも本当の友人とは120%、同一人物ではありません−−−

  早速晩飯を食べて、寝床に着きました。風が強いので、明日の予定は様子見で焼岳です。

  なんと、午後7時30分に、オヤスミナサイ


  翌日は午前4時30分に起床してしまった。それでも、睡眠時間9時間!!焼岳のモルゲンロート

  とっても綺麗です。今日は「焼岳ハイキング」ののりです。だから、出発もぐっと遅めの8時前です。

  そして、今日が本当のアルピニステの使い初めです。


  心も軽やかに、河童橋でおきまりの写真を撮ります。穂高方向、そして今から向かう焼岳方向

  河童橋出発は8時頃でした。梓川の右岸を通り(今日はちゃんとウェストンレリーフは押さえます)、

  大山大明神に安全祈願をし、帝国ホテルの分岐をすぎると、焼岳はぐっと近づきます。8時30分、

  焼岳登山口に到着。静かな林の中を本当にハイキング気分で歩きます。

  しばらく歩くと残雪の上のハイキング。そして、土石流監視小屋を過ぎてからは少し視界が開け

  焼岳はさらに近くに見えます。


  この辺りから、下山客にすれ違います。朝早くから登って、もうおりてきたんだな〜と感心する事、

  しきり。ふと、仮友人が下山者と話し込んでいます。奇遇な事に昨年のGWに奥穂の頂上で会った

  人だとか。本当にびっくりしました。その人の話によると、今日、焼岳の小屋番が急な所にステップ

  を掘りながら、登っているそうです。この先に急な雪壁があり、皆さんそこで、あきらめて引き返して

  いるとの事。それで納得しました。でもそれって・・・。一寸暗雲がよぎります。ハイキングののりでは、

  頂上には行けないって事?!


  喘いで急坂を登ると、前方に雪壁。上の方で、スコップを持った人が盛んに雪を落としています。

  みんなここでUターン。私たちもと思いきや、仮友人の目がランランと輝いてきました。これは行くだ

  ろうな。と、思っていると、案の定、小屋番が道を譲ってくれた所で、「おまえ行けや」。恐る恐る

  雪壁に取り付く私でした。無論、落ちたら「痛い」じゃ、済みません。でも、途中から振り返った景色の

  何とも気持ちよい事(photo1 photo2)。

    ※この後の最大の難関の写真は、残念ながら、さすがに撮れませんでした。

      それと、体重が軽い方が雪が崩れないだろうと、仮友人が先に行ってしまいます−怒or堵?−

  確保点に到着し、仮ア××ンを確保する体制を作る仮友人仮ア××ンが登って来ます。無論、

  仮友人はしっかり確保姿勢。仮ア××ンはいよいよここから恐怖の雪壁トラバスです。そして次は

  私のトラバスです。無事到着と言えども、確保点の先は、まだこんな所です。なかなか気を抜けま

  せん。その後は、急な尾根道を鉄の梯子で登り、次の梯子からは上高地が眼下に見渡せます。

  なかなか気分爽快です。


  ようやく、道も緩やかになり、こんな傾斜を怖がるのもご愛嬌。いよいよ、10メートル以上もある、

  垂直の梯子まで、長い緩傾斜の雪原のトラバスです。でも実際に取り付いてみると、やはり、こけて

  うまくピッケル制動できずに止まれなければアウトの傾斜はあります。そして下から見上げる焼岳

  ますます近づいて来ました。反対に、上からの上高地も絶景です。梯子の下で、一本とって、霞沢を

  バックに記念写真

  さて、今度は梯子に向かって少し急な雪壁に取り付きます。「頼むシュルンドはなしにして!!」。

  なんとか、梯子にたどり着きました。無雪期を見た事は無いのですが、半分ほどは雪に埋まって

  いますか。次は仮友人夫婦の番(photo1 photo2 photo3)です。梯子の上からは今来た雪原

  見渡せます。

  雪の着いた急傾斜を登り切ると、一寸アルパイン(右の鎖がじゃま-笑-)ぽい風景越しに頂上

  見えます。この後は、少し傾斜がきつくなった雪原が峠へと続きます(photo1 photo2 photo3)。

  峠の一寸手前で、「はいポーズ」。なかなか爽快でスリリングなハイキング(?!)です。


  (新?)中尾峠につくと、笠ヶ岳が目に飛び込んできます。昨年は見ることもできずに悔しい思いを

  した、双六方面も見えてきます。稜線方向には、なんと、奥穂も見えます。目を反対に転じると、

  帝国ホテルの赤い屋根も見えます。これならば、頂上での眺望は抜群でしょう・・・・。と思いつつも

  峠到着が正午を20分も過ぎています。先ほどの小屋番の話で、「今日の営業はなし」との事。今

  までの経過からみて頂上行きはツェルトビバークを意味します。

  残念ながら、こちらからの頂上は次回のお楽しみとしましょう。でも、前回富士山で撮れなかった

  仮友人夫婦の「昼寝(おろくと読みます−驚−)」は押さえました−笑−。


  午後1時30分。帰途につきます。最初は急な雪原の下降。がに股(エッケンシュタイン)で下りた

  方が安定するよ(笑)。そして次は雪原のトラバス。再び、急な雪原の下降とトラバス。いやな下り

  経て、長い垂直の梯子にたどり着きます。梯子を下降すると、なんと・・・! 大きなスタンス。梯子を

  下りた後の雪壁も安心して下れます。仮ア××ンも安全地帯となり、仮友人も気楽に下降。丁度

  下で休んでいた小屋番さんに思わず「ありがとうございます」と言ってしまいました。

  この後も長い、そして気を抜けないトラバス(photo1 photo2)が続き、梯子のかかった急な尾根

  下ります。そしていやな下り(photo1 photo2)を越え、最大の難所にかかります。小屋番さんが

  多少は歩きやすくしてくれている事を期待して、覗くと、なんと、幅1メートル弱のしっかりした踏跡

  なってます。これなら、仮ア××ンも安心して通れます。その後の真下への下りは大きなバケツの

  連続です(photo1 photo2)。焼岳の小屋番さん本当に感謝します。


  その後は何事もなく、小梨平へつきました・・・・と、言いたい所ですが、


   お笑いその1:ストックが抜ける音が「シュポッ」として、一番先のポールが落ちました。

            抜けたのが自分のだと気づかない仮ア××ンは笑い転げています。

            それを見た男性陣は大大大爆笑です。

   お笑いその2:途中の一寸急斜面で、仮ア××ンの足が、雪から抜けなくなりました。

            旦那は助けにも行かず、大爆笑しています。

            photo1 photo2 photo3


  午後3時50分。無事(???!)に登山口に帰着しました。後はのんびり小梨に向かいました。

  明日は徳本峠の予定です。オヤスミナサイ


  そして、アサー!! 4月30日は予定通り、徳本峠行きです。

  今日も日帰りのハイキングののりですから、昨日よりも遅い8時30分に出発です。いつもの

  道で明神へ向かいます。明神手前になると東稜がその雄姿を間近に見せます。でも、あそこに

  行く訳じゃありません−笑−。明神着が9時20分です。明神で少し休んで、すぐ出発します。

  徳本峠への分岐を9時40分に通過。曲がるとすぐ、雪の回廊です(無論の事、弥陀ヶ原よりは

  かなり小規模です。当たり前か!!!)。仮友人曰く、「ここだけ見るといつもより雪が多いん

  だけどなあ」。その後は、樹林帯を進みます。そして少し登って、開けてくると、明神がバックで、

  気持ちよさげです(歩いている当事者には判りません−笑−)。枝沢をわたり、ちょっと登って

  尾根を巻くと、いよいよ雪渓歩きです。


  さすが、雪渓に取り付くと、一気に高度を稼ぎます。一登りして、振り向くと、明神が見事に迫って

  来ます。さらに登ると、奥穂も見えてきます。そろそろ息も絶え絶えになってきましたが、まだ

  まだ雪渓は続きます。また一登りすると、穂高の稜線はますますよく見えます。

  ようやく雪渓の左股にに入ります。景色は最高に気持ちよいのですが、この先の登りは今まで

  よりも十分に急に見えます(見えるだけでなく、実際に急です)。


  あほなパーティーの物語:

     トレースの真ん中にどでんと座って休んでいるあほに遭遇。全員の迷惑になっている

     のに、当人共は、悪い事をしていると言う意識は全くなさそう。足が滑ったふりをして

     こけて巻き添えにしたろか!! おじさんは怒っているこのだぞ。−怒怒怒−


  ようやく長かった雪渓もトラバス地点にたどり着いた。ここでアイゼンを付けようかとも思ったが、

  このせまいトレースで、アイゼンの引っかけの方がもっと怖い。私はアイゼンはやめました。

  仮ア××ンは昨日とは違ってかなり雪原になれた様で、アイゼンこそ付けてますが、アンザイ

  レンはなし。でも仮友人がすぐ後ろを歩き、ぱっと見は犬のお散歩状態(仮友人が後ろでアン

  ザイレンしている様にも見えます)です。歩く事、10分程度。ようやく、峠のテントが見えました。

  昨日の疲れが残っていたのでしょうか。今日はかなり疲れました。でも、


    ヤッター、憧れの徳本峠到着です。到着12時15分です。


  疲れてはいましたが、まずは、霞沢岳への道、そして、穂高方向、最後に島々谷を押さえます。

  次は徳本峠小屋。鄙びた昔ながらの暖かみのある小屋(photo1 photo2)ですね

  さあ休憩です。仮友人夫婦はすでにおきまりのシェスタタイムに入っています(今日はツェルトを

  かぶって無いから、「おろく」とは呼びません−笑−)。


  峠での出来事いろいろ

   1.大滝方向から、体格の良い外国人女性が下って来ました。「すごいな。単独行で蝶から

     来たんだ!!」と思っていると、ついてしばらくして、島々谷方向にエールを送っています。

     見ると、島々谷からやはり体格の良い日本男児が登って来ます。どうやら、1パーティーの

     様。女性が「大丈夫」みたいな事を言うと、男性は「too heavy for me」と言ってました。

     私なら、「too」ではなく「two」(2人分重い)と言われそうです−泣−。

   2.昨日、中尾峠に登った話をしたら、「この時期に焼岳に登るのは無謀」位の事を小屋の

     常連らしき人に言われました。そこで、仮友人の目がランランと光って、「明日リベンジしよう」

     やはり、彼はアルパイン&バリエーション大好き人間だと判りました。

   3.島々谷の新緑は6月初旬が最高だそうです。丁度、ウェストン祭のあたり。次回の山行の

     予定の一つとなりそうです。


  じっくり休んで、2時頃に峠を後にしました。仮ア××ンの歩行にも心配の無くなった仮友人は

  盛んに、雪とじゃれていました。ピッケル制動のポーズ(角度は30度程修正してあります−笑−)。

  雪渓のトラバスポイントに着くとそこからは一気に高度を下げます。二股までなんと早いこと

  そして本谷に出ると、すばらしい景色を見ながらの下降が続きます。登りとはうってかわって

  あっと言う間に高度を下げ雪渓とも、すぐにお別れとなりました。仮ア××ンが行きにはいや

  がった足下すかすかの橋を渡り、雪の大回廊(?!)も通過して、徳本峠の分岐に着いたのが

  3時20分でした。


  今回は時間的な余裕もあるので、未だ行った事の無い梓川の右岸の道を帰る事にしました。

  嘉門次小屋も見たかったし・・・・(あはは、見るだけでは済みませんでした)。

  明神橋を渡って、振り返ると、徳本峠がよく見えます。でも、あそこに登ってすぐにジャンクション

  ピークへ登るのはしんどそうですね。嘉門次小屋に曲がるとすぐ、嘉門次のレリーフ。嘉門次

  小屋では、早速、席を取って、昨日・今日の山行に乾杯です。無論、1本で終わる訳が無く、

  再度オーダー。一寸飲むと腹も空くし、気も大きくなる。てな訳で、お品書きで旨い物を探し

  した。結局、仮友人夫婦は「岩魚の塩焼き定食」私は「岩魚の骨酒」(名前はうろおぼえ。2合の

  酒を入れたどんぶりに岩魚の塩焼きを丸ごと入れた物)を頼む事に決定。オーダーに行くと、「もう

  終了」とのすげないお言葉。しょうがなしに、酒2合とおでんを頼みました。「あと1時間以上歩か

  にゃならんの、わかっとんのかなあ(自問自答)」。でも、嘉門次小屋のとっくりが欲しいよう


  酒も飲み終え、取りあえず、明神池をお参りし、小屋に戻って見ると、もう、閉店のお支度。小屋の

  従業員が、ビールを持って宴会の用意をしていました。早速、私たちも帰宅の途につきましょう。


  出発が4時45分。気持ちの良い木道を通り、小梨に向かいました。初めて通る道なので、新鮮で、

  楽しいのですが、足の肉刺が少し痛い。左岸より一寸長めの帰り道は、私には苦痛でした。

  岳沢の分岐到着が、5時30分。河童橋直前で、5時40分。五千尺ホテルの売店で、日本酒を

  仕入れて、河童橋を渡ったのが、5時50分でした。おそらくテン場到着6時丁度位。


  酔いも手伝い、さらに仕入れた日本酒もあって、即座に宴会モードに突入し、やはり、今日も早めの

  オヤスミナサイとなりました。明日は岳沢でも行きましょうか。


  5月1日。今日も抜群の天気だ。でも、起床は一寸朝寝坊の6時30分。さあ、今日は岳沢に行こうと

  思いつつも、妙に足が痛い。よく見ると、右足のかかとの肉刺がつぶれている。さあどうしよう。

  協議の結果、10時まで様子を見て、行けたら行こうと言う事に落ち着く。このパターンは今日は

  休養日となる公算高し。それなら「今日帰ろうよ」の提案は、「なんで、犬のいないこんなに気持ちの

  良い所を1日早く引き上げねばならんのか!!?」の意見に2(仮友人夫妻)対1(私)で敗れ、

  休養日とあきらめる事になる。


  仮友人はテント生活用具の乾燥。時間をもてあました私は、フリーズドライのチキンカレーを作る事に

  した。かなり手間暇かけて作ったので、後はじっくり煮込むだけ。今回は私は日焼けをしたかったので、

  その間、太陽の恩恵を十分に体いっぱいに浴びる。でも、頭に置かれた反射板迄は不要だよ(笑)


  1時間も日焼けサロンを味わったか。さすがにもう寝られない。GWの雑踏を見物に行く事にした。

  小梨平でも、今日は徳沢方面に入る山屋さんが引きも切らずだったが、河童橋に近づくと、普通の

  観光客がどんどん増えてくる(photo1 photo2)。鯉のぼりも気持ち良さそうに泳いでいる。やはり

  河童橋周辺は思った通り、すごい人だかり。さすが第1級の観光地(photo1 photo2)です。


  時間も昼に近くなり、食事に戻る。何とも山とは思えない豪華な昼食だ(小梨平は山じゃないか−笑−)。

  そして、夜用のカレーを昼に食べてしまい、夜用にホワイトシチューを作る羽目になった私。カレーは

  おいしかったけれど、シチューは今一。今後はカレーだけにしよう。


  食事を終えてうだうだしていても、やはり暇。今度は帝国ホテルまで、足をのばそう。

  河童橋近辺は朝よりも多い人だかり。去年と同様に、優雅に絵を描いている人もいる。そしてバス

  乗り場付近は団体の待合い場所らしく、さらに喧噪が高まる。でも、バス乗り場から1歩はずれると、

  本当に静かな散策路になる。

  上高地帝国ホテルには10分ほどでついた。最初は売店で買い物して、コーヒーなぞを優雅に飲んで、

  帰ろうかと、言っていたのだが、コーヒー・紅茶とケーキセット(ケーキはとっても美味しそうに見えた)が

  1500円は何とか手が出るが、食事にに至っては、超高嶺の花(絶句)!!。我々、庶民には、一生に

  一度体験できるかどうか!? 因みにざっと計算すると、我が家の様に食べ盛りを含めた5人家族で1泊

  すると食事代だけで、7〜8万はかかってしまう。酒代・つまみ含めりゃ10万円越の世界だね−嗚呼−。


  気分と雰囲気だけ、セレブを味わって、早速、バス発着所に戻る。すぐ脇に、なにやら遭難碑の様なもの。

  そこの裏手に、穂高を中心としたオブジェ。一寸不謹慎だけど、こんなおみやげがあったら、欲しいなあ。


  さて、アンチセレブの私たちとしては、酒とつまみを仕入れて、梓川の川縁のベンチで宴会だい。今年の

  開山祭の1合升に穂高の地酒をなみなみ注いで、嗚呼至福の時あっぱれあっぱれ、世は満足じゃ!!

  どうだセレブにゃこのまねなぞできんだろう。わはははは。−セレブじゃなくてもみっともなくてできません−


  酒も尽き、近くの双眼鏡を覗くと、見えるう〜〜! 奥穂の頂上の方向板まで見えます。そこに向かって

  西穂方向から一団が登って行く・・・・。今の私はとっても楽しいけど、あそこを登っている人たちって、もっと

  充実した達成感に浸っているんだなあと、うらやましくなりました。嗚呼見るんじゃなかった。


  さて、河童橋で買い物をして、そのまま夜の宴会モードに突入。今日は最終日なので、メニューも豪華です。

  五千尺旅館で買ったベーコンのブロック(お値段は少々張りますが、帝国ホテルに比べりゃ「0」が2つ少な

  い−笑−)を厚切りにして焼きました。手の込んだカレーもあり、酒の進む事。進む事。すっかり夜の帳が

  下りた頃、再度河童橋へ散歩に行くとの事。持ち込んだウィスキーの無くなった私は、ここぞとばかり、今日

  2本目の地酒を仕入れました。無論、周りに迷惑をかけない様にと、最終日の宴会はテントの中で一人

  延々と続くのでした。


  翌朝は午前5時30分起床です。さすがに二日酔い。朝食を取ってから、テントを乾かします。撤収準備が

  すべて終わり、小梨平を後にしたのが、8時20分。河童橋で記念撮影の後、沢渡到着が9時35分です。

  沢渡は、駐車場の空待ちの車で大渋滞こちらは松本に向かう車の中から後ろを取った写真です。何時に

  なったら、沢渡に着けるのでしょうか。お気の毒に。


  松本で長野自動車道に入って、一気に山梨まで行きます。山梨で寄り道。道の駅での買い物や、神宮での

  昼食。特に長坂から20号線に下る道の新緑の綺麗な事。感激ものでした。中央高速に再度入ったのは

  1時過ぎ。笹子峠の新緑も綺麗でした。途中に顕著な渋滞は無く、高田橋の鯉のぼりより、人出の多さに

  ゴールデンウィーク本番を実感し、なんだかんだで、自宅についたのが、4時過ぎでした。お疲れ様でした。


  4泊5日で往復に2日かけて、休養日が1日。実質的には2日だけの、山行でしたが、十分優雅で楽しめた

  ゴールデンウィークでした。一寸残念なのが、「西穂から今まさに奥穂に到達せんとするパーティー」を見て

  しまった事。彼らの充実感に比べれば、我々のゴールデンウィークの充実感は数ランク下である事は否めま

  せん。シビヤーな山もしたいし、でも楽したい。重い荷物を運ぶのは勘弁だけど、美味しい物を食べて、気兼ね

  なく眠りたい。相反する条件を見事にクリヤーできる様になるための方法はなにがあるのでしょうか。やはり、

  山で一番頼りになる装備は「福沢諭吉の書かれた紙束」と言う結論に達するのでしょうか−溜息−。


  さて次回の予定は新緑の島々谷遡行あたりでしょうか。それとも雨飾山? 何処に行くにしてもキーワードは

  「新緑」になりそうです。















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